二〇〇五年一月、ネット業界に激震が走った。ヤフーが、同じソフトバンクグループのあおぞら銀行と組んであおぞら信託銀行に出資し、事実上の銀行業務への参入を発表したからだ。開業予定は二〇〇六年の春。インターネットバンクの大本命がいよいよ誕生する。ヤフーの発表によれば、開業当初はオークションやショッピングの決済サービスに特化するとのこと。ヤフーの決済で扱われている金額は、一ヶ月に約六〇〇億円。現在は、この手数料の全額が外部に流れている。ヤフーは、この外部に流れているお金を、新しく開業するインターネットバンクに入ってくるようにしようと考えているのだ。では、ヤフーが金融ビジネスに参入する目的はどこにあるのか。それは、この決済サービスを提供することで、より使いやすい環境を利用者に提供し、オークションやショッピングの取扱高を増やすことだ。つまり、お金の流れを呼び込むことで、利用者も呼び込もうという考えだ。当面は、公共料金の引き落としや預金などの金融サービスに手を出すつもりはないという。とはいっても、そこはやはりヤフー。二四時間サービスをはじめ、既存の銀行にはないサービスを次々と打ち出してくるに違いない。
JUNETによって、日本国内の大学間で電子メールがどんどん広がっていきました。しかし、国際的な接続をするのにはいくつかの障害がありました。いちばんの障害は国際回線の使用料金(JUNETは電話回線を使った接続なので、これはすなわち「国際電話料金」ということです)が、きわめて高価だったことでした。JUNETは研究費がゼロでしたから、これは何とかしなくてはなりません。そこで、二つの方法を考えました。一つの方法は、KDDの研究所と一緒に、電子メールをやりとりするという実験プロジェクトを起こすことです。KDDのパケット交換網の上に、JUNETの通信を乗せてもらいました。もう一つは、私がアメリカ側で共同研究の資金をもらって、カーネギーメロン大学から東京工業大学を呼ぶというやりかたです。平たくいえば、向うから国際電話をかけてもらう。そのような仕組みをつくったのです。機器や通信ソフトウェアの設定も、私か向こうへ行ってしました。とにかくこんなふうにして細々と、アメリカのUSEネットにつなぎました。やり始めたのですが、それがうまくいくと、どんどん量が増えて、やがてもっときちんとした方法にしなければならなくなってきました。自分たちで、回線の使用料を払うことを考えはしめたわけです。
サーファーネットとは、サーフィンを仕事とする人。一日中、ネットサーフィンをして、新しいサイトを探したり、チェックしたり、分野別に分類するのが本来の仕事。ヤフー創業当時から同社にある職種で、他のネット企業にはおそらく存在しないが、同ネット企業は新しい産業分野であるため、多くのビジネスチャンスが存在する。既存の企業との提携によって新ビジネスを立ち上げる場合などは、こうした部門が窓口となる。また、ユーザーのアクセス数やユーザーのニーズを探り、データ化するという業務を行うことも。マーケティング担当者は、広告戦略を練り、商品に適したキャンペーンを実行することもある。そうした場合には広告代理店との折衝も重要な業務となる。