友人や家族が海外へ旅行すると聞くと、必ずお土産に、チョコレートをお願いする。それも、有名なブランドのチョコレートではなく、日本で言えばキヨスクで売っているような、その土地の板チョコである。できればシンプルなミルクチョコレートとビターチョコレートを一枚ずつ。スペースをとらないし、そんなに高くないので、頼みやすい。スイスに住んでいる妹にも頼んでおいたら、帰国した時は、なんと100枚近くの板チョコを鞄に詰めて持って帰ってきてくれた。変わったパッケージのものを見つけるたびに、ついいろいろ買ってしまったそうだ。私は嬉しさのあまり、100枚を床に並べて、写真を撮ったりして、はしゃいだ。どれから食べようか……1日の量を決めた方がいいのか……気がつけばそんな事ばかり考えていた。テイスト別に入れたものを、メーカー別に入れ替えをしたり、しょっちゅう冷蔵庫の中の模様替えをしている。冷蔵庫に入りきらないチョコレートを、人にお裾分けする時も、私が頭が痛くなるほど迷うので、「いらないわ」と言われてしまった。友人の家で、デザートにコーヒーと「マ・ボンヌ」をいただいたら、とても新鮮だった。包丁を温めてきっかり2センチのスライス。その「マ・ボンヌ」を、ワインのお供にしている人もいる。ミルクチョコレートの滑らかな甘さとマシュマロが口に溶けた。口の中は、究極のカフェモカになる。妹は、まだ世界中のチョコレートを買い続けてくれているらしい。お中元にマ・ボンヌはもってこいの一品だ。