残務整理がしっかりしていないと退職後にもトラブルが追いかけてくることがある。これを証明するような話が現実にある。ある問屋のセールスマンC氏が同業他社に引き抜かれて転職した。C氏が常に売り上げのトップを走る優秀な社員だったから、もとの会社の社長は裏切られた思いがした。そこでC氏の担当地区に一軒だけ代金回収のとどこおっている取引先があるのをタテに、もとの上司を通じて「君の責任で未回収になっている売掛金だから、引き続き回収にあたってくれ」と、転職先に残務遂行を求める電話をさせた。それが三度や四度ではなかったために、今度は転職先でもC氏の前歴と職務遂行能力に不信をいだき始め、C氏は転職先にもいずらくなってそこも辞めてしまった。わずかな売掛金の未回収が招いた災難だが、こと金銭にからむ問題では、トラブルの種はつきない。たとえば、不良債権の始末をしないで辞めたとすると、得意先の出方次第で、今度は代金横領のぬれぎぬを着せられてしまうことだってないとはいえない。このような、残務のなかでも、自分のミスを問われそうな問題だけは、後任者もその転末がわからないのだから、自分でカバーして辞めることが必要だ。
[参考]
建設、不動産、住宅、マンション、賃貸業界の転職者向け求人情報
http://www.r-agent.co.jp/kensaku/gyoukai/kensetsu/
電気、電子、機械、自動車、エンジニア業界の転職者向け求人情報
http://www.r-agent.co.jp/kensaku/gyoukai/ele/