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性の問題はむずかしい

とかく性の問題はむずかしい。男性とは男という性だけど生産性とは生産する性のことではありません。生産する能力の発揮の程度ということです。しばしば生産能力そのものの程度だと誤解する向きがありますが、さに非ず、能力が現実に発揮される程度です。生産能力を何について見るかによって、さまざまの生産性が問題にできます。労働生産性、資本生産性、エネルギー生産性、土地生産性などなど。労働生産性を例に説明します。労働生産性は、ふつうのイメージだと労働者の生産能力のこと。「労働生産性を高めよう」というスローガンは、労働者は生産能力を高めよ、自己啓発せよという呼びかけです。では、それはどう測定するか。基本的には、産出量÷投入労働量です。しかし、産出量も投入労働量も、その測り方はいろいろです。まず産出量は、個々の品目についてなら物量で測れますが、多様な品目をまとめて考えるには、生産額という金額でとらえるしか手はありません。生産額と言っても、さらに分かれます。総生産額を見るか、それとも純生産額(総生産額から原材料費と減価償却費を引いたもの。したがって付加価値額)を見るかです。つぎに労働量にも、労働者数か労働時間をとるかの違いがあります。

日本では人口の高齢化が速いテンポで

日本では人口の高齢化が速いテンポで進みます。65歳以上高齢者が総人口に占める割合は13.9%で、スウェーデン(17.8%)やイギリス(15.6%)を下回っていますが、2020年には4人に1人が高齢者という世界一の高年齢国になります。日本人の寿命が伸びている一方で、出生率は低下しています。厚生省人口問題研究所によれば、合計特殊出生率(1人の女性が生涯に生むこどもの数)は91年の1.53から94年には1.49に下がります。平均寿命(男75.9歳、女81.8歳)はこれからさらに長くなり、2025年には男が78.3歳、女が85.1歳になります。ガン、心臓病、脳卒中という三大成人病が克服されると、日本人の寿命は現在よりも7歳伸びて、「21世紀後半には人生90年時代になる」(『国民生活白書』)そうです。長寿社会の到来を喜んで迎えるためには、老後の生活を保障する体制ができていなくてはなりません。しかし、2010年には老齢年金の受給者はいまより2倍以上になります。厚生年金の場合、現在の受給者は加入者総数の15%ですが、2010年には40%に高まります。受給者が急増すれば、年金財政は苦しくなります。

資源政策を積極的に行ない始めた

資源政策を積極的に行ない始めたのは、21世紀に入ってからである。もともと中国は鉱物資源の豊富な国として知られていた。全31種のレアメタルのうち、利用価値のあるものは約20種類といわれるが、その半分は中国が埋蔵量・生産量ともに1位を占めている。そのため、先進諸国は多くのレアメタルを中国に依存してきたのだが、近年の中国は国内での消費量が増大したことや、高値で取引されることを知ったことで、国家規模で資源の囲いこみを行なっている。中国は海外進出にも積極的だ。北アフリカや西アフリカの国々に接近し、道路や港湾、空港、鉄道といったインフラ整備に関して積極的な支援策をとっている。中国の対外援助のうち4割がアフリカ向けという事実を見ても、その狙いは明らかだ。